法人税のご質問の回答です。税理士試験受験勉強のお役に立てれば幸いです。
ただし実務での見解は必ず税務署へ確認をされますようにお願いします。
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◆過去の投稿 |
売却資産にも減価償却って必要なの? |
●質問 ★減価償却費について |
減価償却について法人税法では事業年度終了の時において有するもののみ行います。 しかし期中売却等を行った資産については売却時まで減価償却を行い、その上で売却損益を計上するケースもあります。この場合厳密には双方を否認・認定損するのが正しい方法なのでしょうか? |
●回答 |
法人税では、会社がどのような科目によって費用処理をしようがあまり重要視しません。 会社が減価償却費として損金にしようが、売却損や除却損としようが、損金経理であることには変わりがありませんので、結果的に所得計算に影響を及ぼさないので売却直前まで減価償却をする必要性もありません。 しかし、たとえば保険差益の圧縮記帳等をする場合には、限度額計算で滅失直前帳簿価額を使用するため圧縮限度額に影響してしまいます。このような場合には、厳密には減価償却をすることになります。 |
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