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☆ 簿記論 ☆

 第57回 Nさんより   2008/1/2投稿
 学校:TAC クラス:レギュラー 年数:3年
 

 簿記論合格まで3回の受験を要しました。

 1回目、2回目はTACで勉強しました。(1回目レギュラー、2回目上級)

 直前模試ではA判定、S判定。しかし不合格。

 3回目は育児が落ち着いた今年の4月より約1年7ヶ月ぶりに勉強を再開。
 大原の直前コース・資料会員で勉強しました。

 やはりブランクはすぐに埋められず、なかなか点数も伸び悩み、苦戦。模試でも大原でB、TACでC判定。

 しかし本試験では問題が簡単に感じられるほどすいすいと解けて、結果合格。私が合格したくらいだから今年の合格率は30%超えたんじゃないか?と国税庁のHPをみると、例年通りの合格率。信じられませんでした。

 1回目、2回目のほうが自分のなかでは力もあり合格に近かったんじゃないか?と錯覚していました。
 振り返ってみると基礎力という点ではやはり3回目がまさっていたのです。

 実は前2回と3回目の受験とは決定的に違った勉強方法がありました。

 それは「間違いノート」の作成です。

 前2回、子供はいませんでしたのでそれなりに勉強時間は確保できていました。よって「直前期の答錬を何回も解く時間」が確保できました。3回解きました。だんだん点数がよくなっていって気分は良かったのですが、今思えば沢山の答練を通じての捨ててるところと間違えているところはいつも一緒だったかもしれません。それすら分からなかったです。

 受験3回目、直前1ヶ月で育休明け、夜は子供の寝かしつけで勉強時間の確保が難しい事がわかっていたので答練で間違えたところをスクラップして自分なりのコメントをして・・・という間違いノートを作成。これが良かったようです。間違いノートを作ることによって答練を繰り返し解く事のみでは見えてこなかった自分の弱点が浮き彫りになってきます。これで目新しい直前期の新出論点、基礎期の論点の区別無く克服する事が出来たんじゃないか?と思ってます。

 本試験会場で一番の参考書が自分の作った「間違いノート」になろうとは思ってもみませんでした。

 3回の受験を通して学んだ事は、基礎のしっかりした理解なしにテクニックに走っても合格は無い、という事です。


【参考にした書籍等】

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