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☆ 簿記論 ☆
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第58回 きよかずさんより 2009/1/15投稿 |
学校:大 原 クラス:一般 年数:3年 |
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3年かけてようやく合格できました。
ということでなぜ長くかかったか、受験年度ごとに失敗原因を記載してご参考にしていただければとおもいます。
1年目:C判定
単純に努力不足につきます。
簿記初心者(正確には大学2年生のときに簿記2級を受験したが28点だった)で、苦手意識を持っていた自分が1回目の定例試験で平均点以上の点数をとったことで「なめて」しまい、チェックの個別問題はやるものの、総合問題編をやらない、市販の問題集にも手をつけないという状態になった結果、定例での成績は見事に下降し、平均点の7割をうろうろする状態になりました。
それ以降は上昇を試みましたが失敗、結果ぼろぼろの状態で試験に望むことになりました。「Dとらなくてよかった」という状態です。
<教訓>
・簿記の授業で一回聴いてわからなくなる、ということはまずないですが、それで「理解した=得点できる」というのとは違います。
・簿記の場合は、頭ではなく手が理解する状態が必要で、そのためにはわかりきったことを繰り返す必要があります。
2年目:B判定
2年目は「2年連続で受けて苦手意識を固定させるよりは」という講師のすすめで財務諸表論の一般コースを受講し、簿記論は計算演習講座と実判のみにとどめました。
結果、財務諸表論で理論を勉強したことで理解は深まりましたが、自力でできるとおもっていた計算の練習ができず、(というより財表の問題になれると「自然と」簿記論の問題を解く力は衰えます。
大原の市販問題集でいうと簿記論の「総合計算問題集(基礎編)」を解くレベルが財務諸表論の本番レベルといえるのでは、と思います)
結局共倒れに終わりました。
<教訓>
・共倒れしましたが、簿記を勉強した後財務諸表論に合否関係なく入る、というのは会計科目を見渡す意味でいいと思います。
・簿財並行受講の場合は、計算力が落ちないように注意しましょう。
問題の出題方法が異なるので混乱するとどつぼにはまります。
3年目:ゴウカク
2年目受験で失敗を確信していたのでその時にもらった簿記論の「合格作戦」を2回しして「一般速修」に入りました。後々これがよかったと思います。
講師との相性に恵まれたこと、出てくる宿題を総合問題も含め、二回転ほどできたこと、計算演習講座を3回し、実判を2回しほどできたこと(ここが決定打)で得点が上昇し、過去問を解く段階(大原では6月)では合格点の1点下〜合格点ぎりぎりをとるようになっていました。
今回の合格は「数字を単に転記する解答箇所を実力者が「得点にならない」として飛ばし結果大量失点につながった」「見かけは難しいが実は簡単という問題で多くの受験生が面くらった」ことによる偶然の産物という側面は否定できませんが、そもそも「本番で見かけ倒しを見破り、得点できるところを冷静にとっていく」ことができるようになっていれば簿記論合格はほぼ見えていると思います。
今年だめなら税理士をあきらめていたので本当によかったです。
税法免除なので残り一科目、がんばります!!
【参考にした書籍等】
「会計人コース」
(直前のヤマあてなど受験界の動向がよくわかりました)
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