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☆ 官報合格 ☆
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第57回 ATさんより 2008/1/19投稿 |
学校:大原 科目:簿記・財表・法人・相続・消費 |
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幸いなことに今年官報合格をすることができました。
今までを振り返って合格体験記を書かせていただきます。
私が受験時代に思っていた受験哲学は...
勉強面では、「ひたすら情報収集」、「絶対的基礎力を身につける」、
精神面では「猪突猛進」、「気力は学力に勝る」、
それらを交えながらこれからお話していきたいと思います。
私はずっと大原に通っていました。(北海道には大原しかなかったんです。)
が、元々情報収集するのが好きなので、書籍や雑誌、他校やインターネットなどで常に勉強法や合格体験記などの情報を集めていました。
これは休憩時間の息抜きにもなりますし、受験生活全般にわたって、とても有益であったのではないかと思います。
それによりRIN先生の「法人の勉強部屋」とも知り合えたわけです。
ちなみに、RIN先生の「法人の勉強部屋」の勉強スタイルは他の科目(特に税法)にバッチリ当てはまります。同じように勉強していけば同じように成績を伸ばしていけると思います。
「法人の勉強部屋」を始め、いろいろなところから情報収集したことにより、ひとつの学校スタイルにこだわらない知識の底上げができ、今日の日を迎えられたのではないかと思います。
本試験と学校の試験は違うと思います。
学校でいい成績だからといって安心せず貪欲に情報収集する、又は学校でよくない成績だからといって悲観的にならず、情報収集してその強みを育てながらマイペースで勉強する。
いづれにしても、本試験に向けて気力体力ともに勢いをつけ、本試験当日もその上昇気流に乗れるようにすることがとても重要だと思います。
そしてこれもよく言われることですが、基本問題をゼッタイに落とさないということです。
特に受験に慣れてきた後半は、慣れにより欲張りになっているとも感じていましたので、「とにかく合格するにはAランクの問題をゼッタイに間違えないのが第一条件」ということを心に刻みながら勉強していました。
問題を解くときもこれはAランクの問題だと思ったら印をつけて確実に解き、あとから本当にAランクの問題だったのか、完璧にしかもスムーズにできた
のかを確認していました。
ここからは精神論になってしまうのですが・・・
私は全ての科目にわたって、成績優秀者の常連ということはなく、あまり出来のいい生徒ではなかったと思います。滅入ることも正直多かったです。
でもなんとか5科目合格できました。
本試験が近づくにつれていろいろ不安に襲われることも多くなってくると思います。
自分の成績や先のことをいろいろ心配しても意味はなく、とにかくがむしゃらにやるしかありません。そういう意味で「猪突猛進」です。
悩んだり不安になったりしている余裕はないのですから。
さらに、直前になってくるとやはり精神力勝負になってきます。
直前に自分の学力不足が不安になってくるといつも「気力は体力に勝る」と自分に言い聞かせていました。
精神力を強く持てば、本試験で自分よりレベルが高い人をも抜かすことができます。これは本当です。私はいつもそうでした。
正直、直前に「どう考えても受かるわけないよな〜」と思ったりしたことも何度もありました。でもがむしゃらにやりました。何が起こるかわからないものです。
といっても、私は精神的に特別強いというわけではないと思います。
強ければ申し分ないですけど、私の場合は強いというより鈍感、又は無神経だったような気がします。
いずれにしても、いくら自分の学力レベルが高くなくても、ふてぶてしく合格を
狙うべきだと思います。
精神的にはかなりキツいことはキツいですが・・・でもあえて無神経に図々しくなるべきです。
特に1年目で成績が悪いのは当たり前で、とにかく当たり前の基礎事項をコツコツと本試験までスピードダウンすることなくマイペースに続けることで、うまくちょうど上昇気流に乗れるのではないかと思います。
1年目の人は本試験の本当に直前に合格レベルに達する、という話を聞いたことがありますが、これは本当だと思います。
そしてやるなら徹底的にやることです。
よく言われることですが、受験生は全員合格したいと思っています。その中でより強く「合格したい!!」(「したい」じゃ駄目ですね、「ゼッタイ合格する!!」
ですね。)と念じた人から合格していくと思います。
外から見ても感じられるくらい、闘志をみなぎらせるべきだと思います。
そして今日できることを今日100%やる、ということです。
私は一日、いや一秒でも早く合格したい!と思っていました。
実際は試験は一年単位ですから、一日や一秒でも早く、はありえないことですが、でもやはり受験勉強はつらかったですし、自分の自由時間を全て費やしているわけですから、ずっとそう思っていました。
そのためには一日一日を大切にして貪欲に勉強をする姿勢も必要と思います。
常に人より早く、人より強く、と思うことで、自分を励ましていたような気もします。
やっぱり税理士試験は競争試験なので、周りの人たちよりちょっとできればいいんだと言い聞かせていたと思います。
ちなみに、人よりつらく、というのもありました。合格するには周りの人たちより努力が必要だと思いますので、周りの人よりつらい思いをして当たり前だと思っていました。
つらくキツいのも合格するためには必要だと思います。
勿論息抜きは必要だと思います。
1週間に1度オフの日を設けるという方もいるようですが、そのようなまとまった休みをほしいとは思いませんでした。
その代わり、私はほしいものを我慢することはしませんでした。
それは好きなアーティストのCDであったりTV番組であったり、マンガであったり、雑誌であったり、外国語の勉強も趣味でやっていましたのでたまにちょっとやってみたり・・・
そのようなものを我慢せず見たり聞いたりやったりすることが、そのオフの代わりになっていたと思います。
長々と書いてしまいましたが、受験生のみなさんに少しでも参考になる部分があれば嬉しく思います。
努力を続けていけば必ず合格できますので、がんばってください!
【参考にした書籍等】
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