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 第50回 匿名希望さんより 2002/11/25投稿
 学校:大原 クラス:一般 年数:1年
 

 難関試験で有名な税理士試験!!

 いろいろな専門学校で大勢の方が、毎日必死に勉強(努力)しているのをよく見かけます。確かに勉強する事で合格には近づけますが、最終的に合否が下されるのは、悲しいかなみなさんの勉強量ではなく、本試験の数枚の答案用紙に他なりません!!
 近年の本試験問題は、質・量とも2時間では解くことが出来ないくらい難易度が上がってます。
 従って、本試験合格の秘訣として勉強をする事はもちろん大事ですが、それよりも大事なのは、本試験で与えられる2時間という時間の使い方(意識の持ち方)です。

 みなさんのまわりにこんな方いませんか?

・時間を無視して難問を解き正しい答えを出せた自分に満足する方
・1つの項目につき何度も電卓を打つ方
・自信のない自分の解答が気になって、試験中ずっとその事が頭から離れない方等

 どれをとっても近年の本試験問題の質・量からすると絶対にダメなものばかりです。これらは、私が初めて税理士試験にチャレンジした時の失敗例です。その結果、私自身1回目の税理士試験は全滅でした。今から思うとその原因は、時間の使い方(意識の持ち方)にあったと思います。1つでも該当するような方は、ちょっとした意識改革ですぐに解消出来ますので、参考までに私の本試験(答練)に対する意識の持ち方をご紹介させていただきます。

 税理士試験は、絶対試験ではなく相対試験なので満点を取る必要はなく、上位10%に入れば合格です。(まぁこれが難しいのですが・・・。)  そこで本試験(答練)を陸上のハードルだとお考え下さい。そのハードルには、低いものから高いものまであり、一定の時間内で何個ハードルを越えられたかにより合否が決まります。もちろん全てのハードルを越える必要はなく、越えたハードルの個数の勝負ですので、低いハードルさえ全て越えればいいんです。従って高いハードルを越えようとし、いたずらに時間を費やして低いハードルを時間内で越えられなかったり、低いハードルに必要以上の時間をかける事は絶対ダメです。
 もうお分かりかと思いますが、ハードルの高さが問題の質で、一定の時間というのが本試験(答練)の2時間です。
 本試験(答練)は、2時間という制限の中で、いかに得点出来るかが勝負ですので、まず最初に全てのハードルの高さを確認したうえで、高いハードルはどんどん下をくぐり抜け低いハードルさえ越えていけば必ず合格できます!!
 このような意識で答練にのぞむと、さほど勉強していないにもかかわらず成績はどんどん上がってきます。そしていかに時間の使い方(意識の持ち方)が間違っている人が多いということに気付くはずです。そう感じることが出来ればもう合格したも同然です。
 「TIME IS MONEY」という言葉がありますが、まさに税理士試験のためにあるような言葉です。あとは日頃の勉強(努力)で、少しずつハードルの高さを感じないようにしていくだけです。

 どうでしたか?参考になりましたか?近年の本試験は闇雲に勉強しているだけではダメです。与えられた時間をいかに有効に使うかにかかってきますので、まず本試験(答練)に対する意識の持ち方の重要さを理解し、そのうえで日々の勉強があるという認識のもと頑張って下さい。

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