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教材や学習環境に関する知恵袋

最高の環境での英才教育、贅沢できるならそれに超したことはない

 9月や1月の開講時に受講生の方からよくこんな質問を受けます。


 「教材は昨年ので大丈夫ですか?」
 「お金あんまりないし、それほど変わってないんだったら昨年ので勉強しようと思うんですが・・」
 「もったいないから、直前期から申し込みしても大丈夫ですか・・。」


 「うーん」
 「気持ちはわかるけど」
 「条文とかは授業では使わないけど・・家で見たりとかしないの?」
 「独学で・・・うーん・・」


 と、このように毎回苦し紛れな返答をしてしまいます。

 こういった質問をされる方の大半は、学生の方でご両親から援助をいただいて勉強されていますので、少しでも金銭的な負担を減らしたい!と思われる気持ちは大変よくわかります。


 しかし、本音を申しますと、


 お金が無いのはしょうがないんだけど、

「条文を毎年買うのが勿体ないからって、数年前の条文片手にクライアントの税務相談を受けるような税理士になるのかな?」

「この人にとって法人税の勉強っていったいどれくらい重要(軽い?)なんだろう?」

 と少々キツイことを考えてしまいます(面と向かって言ったりもしますが・・)。


 大半の方が自分で選択した職業、プロとして一流を目指して始めた勉強だったはずです。

 なのに、何故そんなにセコイことをしてしまうの?って思います。


 一流のプロスポーツ選手やオリンピック選手が使用する道具などをよーく見てみてください。

 あなたにとっては毎年使用する教材や条文はプロスポーツ選手のバットやシューズと何ら変わらないものだと思いませんか?

 プロゴルフファーになりたい人が、今の時代、お金がないからと言って『特価!ゴルフクラブセット3,000円少々傷あり』などというものを使ってプロ試験に臨むでしょうか?

 ゴルフコースは高いので、百貨店の屋上のパターゴルフ(1回100円)で練習しよう!

 そう思うでしょうか?


 税理士試験でも同じことが言えます。あなたはプロの税理士を目指し、プロ試験に臨もうとしているのです。プロゴルファーを目指す人と目指すものが違うだけで全く同じことだという誇りと自覚は今更いうまでもなくお持ちになっていると思います。


 同じように、あっちの学校や教材は高いけど、こっちの学校や教材は安いから、安い方にしておこう・・。

 ・・私だったら逆です。もし違いが見えないのであれば逆に高い方を選択してしまいます。

 値段が高い分、設備や環境又は目に見えない部分など何らかの形でその違いがあるはずだからです。

 相手が儲かっていれば尚更です。色々な意味で安心してサービスの提供が受けられますしそれに対する還元は何らかの形で必ず実現しているものなのです(昔、安いからといって入った大学受験予備校が年末に倒産して路頭に迷った友達がいました。儲かっている予備校であれば講師も一流を雇ってきますし、つぶれることも無かったハズです。)。

 可能な限り最高の環境で最高の教育により勉強したい。それがお金で解決することなのであればそういった環境や教材を手に入れるに超したことはないのではないでしょうか?


セコイ税理士にはセコイ客が付く

 あなたは将来どんな人(クライアント)とお付き合いがしたいですか?

 私はさせていただいた仕事に対してその量と質を適正に評価していただけるクライアントとお付き合いがしたいです。
 支払いが悪かったり値切ってきたりされるのではなく、『その仕事は安すぎるくらいだ!』と思って頂けるくらいに精神込めた仕事に対しては値切ったりすることなくちゃんと支払ってくれるクライアントと気持ちよくお付き合いがしたいです。

 仮に自分がセコセコした人間「タダでできることは全部タダでやってやろう」だとか、「良いものなんだけど、お金を払うのはもったいないからちょっと負けてよ・・」だとか思うような人なのであれば、きっと自分に付くクライアントも同じようなことをお考えになるんだろうなって思います。


 たとえ勉強のためであっても無駄なお金は一切使う必要はありませんが、必要なお金は湯水のごとく使ってもいいのではないでしょうか?


 理サブや理マスであっても、使用するシチュエーションの違う便利な使い方があるのであれば、2冊3冊同じものを持っててもいいと思います。


 問題集でも『論点の書き込み用』と『コピー用』の2冊を持っててもいいと思います。


 地方にお住まいの受験生が通学講座に通いたい!と思うのであれば、少々遠くてもたとえ新幹線に乗っての通学となってもそれにかかるお金は、自分に対する投資と思って、最高と思える環境で勉強をしてください。


 税理士になっても自分がセコセコしていたら周りもセコセコしたお付き合いになってしまうのではないでしょうか?たとえそういった人が周りにたくさんいたとしても、せめて自分だけは気っ風の良い男でいたいものです。

 試験に合格するのも一つの目標、成功を手に入れるのも一つの目標、できれば同じ下積み時代に自分を磨きながら大きくなっていきたいですね。



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