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法 人 税 の 基 礎

このページでは、ごく簡単に各計算項目のことを紹介しています。

【先物外国為替契約】
 先物外国為替契約を締結した場合には、その予約レートをもって換算します。

 その場合に生じた為替差益や為替差損については、全額をその予約を付した事業年度の損益とせずに、翌期以降に繰り延べていきます。

【取得→予約の場合】
 取得した債権等をその後に先物外国為替契約の締結をした場合には、その事業年度の損益は次の計算によります。

(1)(取得時レート−予約時レート)×外貨=×××

                    予約時〜期末の月数
(2)(予約時レート−予約レート)×外貨×
―――――――――=×××
                    予約時〜決済時の月数

(3)(1)+(2)=その事業年度の損益


【予約→取得の場合】
 先物外国為替契約の締結をした債権等を取得した場合には、その事業年度の損益は次の計算によります。

                   取得時〜期末の月数
(取得時レート−予約レート)×外貨×
―――――――――=その事業年度の損益
                   取得時〜決済時の月数





※1月未満の端数があるときは1月として計算します。

※先物外国為替契約を締結した債権・債務が翌期中に決済されるものである場合には、上記の按分算式の金額(【取得→予約の場合】は(2)のみ)を全額、予約時又は取得時の事業年度の損益とすることができます。試験上では、法人有利に選択する必要があります。

益金 → 按分

損金 → 全額



※適切でない表現や間違いに気づいた場合その他の場合にはお断り無く修正いたします。

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